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COLUMN


SARA WAKUI -Four Elements- Live @ COTTON CLUB ライブレポート
「はあ。すべての瞬間が、幸せ」 ステージの上で、和久井沙良はそんなふうに言った。 4月20日、COTTON CLUB。和久井沙良はステージに出てきた瞬間から、なんだか「嬉しくて楽しくて仕方がない」といった感じで笑顔を浮かべていたし、約70分のステージの間、ずっと楽しそうだった。演奏をしながら、堪えきれずに爆笑してしまっているように見える場面が何度もあった。彼女は同じステージで同じ楽曲を奏でているはずの4人がまったく違う人間であることが面白くて面白くてたまらないという雰囲気だったし、「今・ここ」に巻き起こるすべての一瞬があまりにも尊いのだと、全身全霊で噛みしめているようだった。「すべての瞬間が、幸せ」と言える。たとえ人生のあらゆるときにそう思うことが難しくても、あるひとつの夜に、そう言葉にできる。それ自体が、何にも代えがたい和久井沙良の才能である。 この日は「Sara Wakui -Four Elements-」と題されたライブで、和久井沙良(Pf,Key)、イシイトモキ(G)、高橋佳輝(B)、上原俊亮(Ds)によるカルテット編成でのライブだった。


君島大空 合奏形態 夜会ツアー 劇場版 汀線のうた 東京ガーデンシアター ライブレポート
君島大空の音楽が人前で奏でられる。しかも、多くのオーディエンスを前にして。その光景を目の当たりにするたびに不思議な気持ちになる。なぜなら、君島の音楽はとてもパーソナルなものだと思うから。その象徴が、君島特有の声を震わせながら歌うボーカリゼーションだと、10年ほど前にSoundCloudへアップされた「遠視のコントラルト」のデモを聴いたときから感じている。 そして、ライブが終わるたびに思う。君島の音楽が聴き手と一対一の関係をそのたびごとに築きつづけているからこそ、こんなにもパーソナルな形を保ったままで多くの人々と共有できているのだと。君島がオーディエンスを「一人ひとりのみなさん」と言ったことが、それを証明している。 東京ガーデンシアターのキャパシティはおよそ8,000人。開演前、満員になった会場の席に着き、その思いをさらに強くした。 「すごく小さくて狭い部屋から(始まって)、友だちができて、バンドを作って、ここまでそのままの形で来ました」とは、この日、君島が最後の曲である「午後の反射光」を演奏する前に言ったことだ。その言葉どおり、“すごく小さく


君島大空 合奏形態 夜会ツアー 2025『春を前にしての歓喜の実践』Zepp Hanedaライブレポート
「平気?」と聞かれて「うん、平気」と答えたが、本当は平気じゃなかったことがたしかに私にはあった。振り返れば、あの時たしかに私の中にあったのは「怒り」と呼びうる感情だった。私は怒っていた。それでも、「そういうものだから」と薄ら笑いを浮かべて怒りを隠したのは、怒ったあとに人は寂...
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